プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が初選出された。昨年10月、同級王座戦で再戦となったアッサン・エンダム(フランス)をTKOで下し、オリンピック(五輪)金メダリストとして日本人初の世界王者に。壇上では「今日は高校の恩師の武元先生の命日です。いまも見守ってくれていると思う」と感慨に浸った。
南京都高(現京都広学館高)で指導を受けた武元前川氏は10年に逝去したが、いまも「人生の師」と仰ぐ。「人と人とのつながりが僕を作ってくれた。それもボクシングをやっていたから」「僕が受けた素晴らしい経験を青年、少年にも受けてほしい」と誓った。伝道師的な役割への使命感。20年東京五輪からボクシングが除外される危機が浮上しているからこそ、言葉を強めたのかもしれない。
4月15日には同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎え初防衛戦(横浜アリーナ)が待つ。「『頑張れ』と肩をたたかれるかな」と恩師に思いをはせ、勝利を誓った。

ボクシングの2017年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)は2年連続で技能賞に輝いた。
昨年は9月に初めて米デビューを飾り、7度目の防衛成功で締めくくった。「昨年に引き続いての技能賞。今年は挑戦の年なので、内容にこだわっていきたい」と見据えた。14年以来の年間最優秀選手賞には届かなかったものの、ファン投票となるJBCサポーターズクラブ賞も受賞し「ファンの方に認めてもらってうれしい」と笑顔をみせた。
今年初戦は5~6月ごろを予定し、1階級上のバンタム級での初陣になりそうだ。井上は「次は3階級制覇になるので、記憶に残る試合をしていきたい。今年はバンタム級で米国に行ければ。米国への熱は冷めていない」と口にした。

プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれた。
殊勲賞を受賞した田口良一は「統一戦で強いと証明でき、自信つき、価値ある賞になった。前より堂々とできている。次は10回防衛が目標で、MVPももらいたい」とコメントした。

プロボクシング元3階級制覇王者の八重樫東(34=大橋)が4階級制覇を見据えて3月26日、東京・後楽園ホールでフランス・ダムール・パルー(34=インドネシア)とのスーパーフライ級10回戦に臨むことが10日、発表された。
昨年5月、IBF世界ライトフライ級タイトルマッチでミラン・メリンド(フィリピン)に1回KO負けし、3度目の防衛に失敗して以来となる再起戦。同日に横浜市内の所属ジムで会見した八重樫は「10カ月ほど空いて不安もありますが、楽しみです」と声をはずませた。
同10月、日本男子初の4階級制覇を目指してスーパーフライ級への転級を表明。当初は同12月30日で再起戦を計画されていたものの「ダメージの抜け具合をみたかった。悩んだりしながらも方向性を明確に決めてやってきた。しっかりやっていきたい」と口にした。
なお同興行のメインでは、12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(31=大橋)が同級14位権景敏(25=韓国)との2度目の防衛戦に臨む。
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