[松葉川富士や須崎市最高峰等]

去年12月からまたマイナー峰の登山&ルート開拓を行っているが、海岸線を擁する市町、高知県須崎市と四万十町の旧窪川町域の標高800m以上の山では、1月後半以降、中腹から上が積雪になってきた。プチ雪山気分を味わえるが、登山口と山頂との気温差が極端に大きいため、要注意。

 

(1)  「松葉川富士」こと枝折山(806m)

四万十町の旧窪川町域の東部、東又地区から遠望すると富士山型に見えるという松葉川地区(松葉川温泉が有名)の国有林の山、枝折山(しおりざん)は「松葉川富士」とも呼ばれる端正な山容の山。植林が多いとは言え、シダや雑木もある程度あり、コースによっては180度ほどの展望が広がる箇所が複数ある。

 

山はかつて交通の要衝で、周辺のピークや谷へ多くの山道が通じていた。現在でも地形図に記載の破線道のいくつかは現存している。その内、米岡小学校西方から登るコースは山頂まで森林管理署がマーキングテープを付けており、ヤブも皆無のため登り易い。

そのコースと川奥の林道からのコースは回遊できるが、後者に180度を超える複数の展望地がある。

コースガイド等は→秀麗な雪化粧のマイナー峰

 

(2)  半ケツの山?長田山(528.5m)

旧窪川町の平野には、望む地によってはお尻のように見えるという二つの山「つべす山」(総称)がある。「つべす」とはこの地方では「臀部」を意味する。つまり「お尻山」である。お尻の片方の山は中腹に住吉神社がある山であることは分かっているが、もう片方の山については、お尻のように見える地からまだ望んだことがないため、確証はない。

 

しかしまだつべす山の存在を知らなかった頃に登った点名・長田山が位置的にそうではないかと思われる。それが正しければ長田山は正式には「つべす山西峰」、住吉社の山は「つべす山東峰」と呼ぶべきだろう。

 

因みにMH2氏のサイトでは長田山の読み方を「おさだやま」としているが、これは点の記を元にしているのかも知れない。しかし正しい読み方は「ながだやま」である。その由来は平野中心地のある一族の旧姓「長田」にある。

 

平野中心部からのコースは皆、途中から廃道化しているため、旧長田家宗家東側から、その姓の元になったと思われる「長い谷の田」沿いの道を登って行き、倒木帯で通行不能になると適当に対岸の斜面を登って尾根に出て、長田山西方のピークに上がった後、登頂した。そのピークより長田山のすぐ西のピークにかけての尾根からは胸のすく展望が得られる。

コースマップ等は→往復路共、廃道を突き進め~無名峰・長田山~

 

(3)  須崎市最高峰・綱付山(842.4m)

須崎市最高峰兼、旧中土佐町の最高峰は、休止中のホームページにも記述している国有林の綱付山(中土佐町での呼称は「梼山」)。綱付山の山名の由来はそのサイトでも述べたと思うが、有史最大の大地震(マグニチュードの計測法は現在とは異なる)「白鳳の大地震」で須崎市等に波高50mを遙かに超える大津波が押し寄せた(高知大学の歴代地震の研究等から推測)ため、どんな巨大地震が来ても大丈夫なこの山に、避難用の船を繋いでいたのではないかと思われる。

 

国有林の山故、植林が多いが、稜線には比較的自然林があったように思う。

普通の無名峰ピークハンターなら、南西の尾根直下まで延びている程落林道からのルートを選ぶはずなので、当方は誰も上っていない、稜線に出るまで踏み跡も定かでないような、下ル川林道215線終点のやや手前からのルートを選んだ。最初は造林の踏み跡を登り、その後は谷状地形を詰めて稜線に出るルートである。

 

添付写真は1月上旬のもののため、山頂周辺が雪化粧している程度だが、現在、ある程度の積雪は確実。

コースマップ等は→きれいなマイナー峰にはトゲがある

 

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