◇ビートたけし「オフィス北野」退社、独立へ
たけしは古希を迎えた昨年初めころから「独立」を強く意識し始めた。オフィス北野の森昌行社長(65)は「年齢的にも体力的にも70歳を過ぎての新境地でしょうか。やりたいこともあるし、残された人生を考えたのでは」と話す。
3年前には新事務所「T.Nゴン」を立ち上げており、受け皿に不安もない。スポニチ本紙の取材によると「辞める」と事務所に告げたのは数カ月前で、今月に入ってからは親しい知人にも自らの意思を伝えていたことが判明している。
独立の理由については「軍団の面倒を見るのが大変なんだよ。(事務所の)家賃払うのも大変だ」とジョークに包んで話すこともあったという。その一方では「軍団を含め、これまで背負ってきたものをいったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」と本音を漏らし「体力的にも落ちてきた」と弱音を吐くこともあった。
テレビだけで6本のレギュラー番組を抱えるお笑い界のスーパースター。手抜きをせずに常に全力投球してきた。今後も当面はオフィス北野から引き継いだ仕事をそのまま続けることになるが、絵を描いたり、小説を書いたりと少しずつでも自分の時間を大事にしていきたい気持ちが強そうだ。
download
■軍団は全員残留
お笑い界の重鎮で、世界的な映画監督でもあるタレント、ビートたけし(71)が3月末で所属事務所のオフィス北野を退社し、独立することが14日までに分かった。関係者によると、去就が注目されるガダルカナル・タカ(61)ら弟子のたけし軍団は全員残留。
「たけし軍団」のメンバーでサンケイスポーツコラム「虎の通信簿」を担当するタレント、ダンカン(59)が14日、サンケイスポーツの電話取材に応じ「たけし軍団との絆は変わらない」と明言した。
数日前、ガダルカナル・タカやつまみ枝豆(59)らと一緒にたけしと食事したと明かし、「みんなで『殿、そんなに仕事してたら死んじゃいますよ。ゆっくりしたらどうですか』って冗談で言ってたら、会社辞めちゃった」と苦笑した。
たけしと軍団は頻繁に食事などをする間柄だが「退社の件は聞いていない」と説明。一方、「最近は『並行して3、4本の小説を書いている』とか、自分の作品の一節を朗読したりしていた」と変化を感じており、「これからは小説に力を入れると思う」と推測した。
「殿は常々、『オレばっかりじゃなくて、ほかのヤツも(仕事で)使ってくれよ』とか言いながら、軍団の活躍を期待していた」と感謝。それを踏まえ、「殿は『オレが退くことで、軍団のマネジメントに力が入るのでは』と考えて退社したのかも」と分析し、まな弟子に対する愛情からの決断との見方を示した。