「伊藤潤二『コレクション』」

第9話の感想です。

 

面白かったけど、

「具体的にこう思った」という感想がない・・・。

好きだけど・・・語り辛い・・・。

 

※ネタバレします。

 

◎「伊藤潤二『コレクション』」

 

 

 

☆第9話の感想です。

 

前半は「画家」。

 

かの有名な「富江」さん回。

これが、「あの富江さん」か・・・と

どこか構える気持ちで観ました(笑)

 

 

美しい富江さん。

それを彼女自身も充分自覚していて、

「自分の美しさを形にして残したい」

と堂々と仰ります。

しかし、どんな画家に描かせてみても、

その美貌を描き切れた者はいなかった、そうで。

 

自信があって羨ましいけど、

自信があり過ぎて羨ましくない。

 

それはともかく・・・。

うーん・・・。

形にして残す・・・。

写真でも撮ればいいんじゃないっすかね?

 

と思ったけれど、

写真を撮ると、ああなるのか・・・。

 

「だけど、この写真、失敗だよ。

肝心の少女の顔がブレちゃってねえ」

 

ブレ・・・?

ブレっていう範囲じゃないですよね!?

明らかに心霊写真ですよね!?

供養して!!

むしろ富江本人を供養してどうにかして!!

 

と思っていたら。

画家の森先生。

富江の魔力に憑かれてしまって、

さくっと人殺し。

またか。

 

なんかこのシリーズでは、

些細なことでうっかり殺人する人が多いので、

段々こっちも慣れてきました。

「ああ、またやったか」位にしか感じない(笑)

 

で。

殺人までして手に入れた富江をモデルとし、

絵を描く森先生。

今度こそは富江に美しさを描いてみせる・・・

 

みせる・・・

 

色々あって最終的に富江が増えた。

 

何故そうなった(笑)

でも、なんか、やったね!!

・・・しかし、富江さんは生きてるだけで

美しさを永遠に残せるのではないのだろうか?

それじゃ駄目なんだろうか?

 

最後のアレはよく分からなかったけれど、

富江を独り占めしたい人たちにも

美しさを形にしたい富江さんにも

どちらにとっても嬉しいエンド。

ハッピーエンドかな?と思いました。

 

・・・それにしても。

魔性の女っていいですよねえ・・・。

美しさと妖しさと恐ろしさが同居する女性には

抗い難い魅力を覚えます。

 

 

 

後半は「血玉樹」。

車の故障で、

知らない山を彷徨うことになった男女。

廃村に辿り着いた二人は、

そこに一人だけで住む謎の男と出会う・・・。

 

「血玉樹」

「血球樹」

「球血樹」

「吸血鬼」

ってことかなー・・・とか無理矢理思ったり。

 

それはともかく。

えーと・・・。

ちょっとよく分からなかった部分が・・・。

 

あの男性が血玉樹を生む能力持ちなの?

それとも元々は白い女性が人外だったの?

いや、そうすると女性が樹になったのは

おかしいか・・・?

あの男性の元々の能力なんだろうか・・・。

それで女性が樹になって、

村人も樹になって・・・

えーと・・・

男性は女性の命を繋いでいるってこと・・・?

 

ちょっとその辺りがよく分かってません。

 

ただ、

首から赤い実の下がった枝が生えている絵に

ぞわぞわっとしました。

あ~~~首痒くなる~~~。

 

そして、

助かるための方法が何もないこと、

それでも何か・・・と多分男が考えている

そのまさに隣で、

女性が実を吸っている描写に

うわ・・・と思いました。

 

あの「あ、これ詰んだ」という感覚は

素晴らしいですね・・・。

どうにもならない無力感。脱力感。

いいですねー・・・。

あー・・・いいわー・・・。

しばらく思い出しては

無力感に苛まれよう・・・。

いいわー・・・・・・。

 

 

 

そんな感じの9話でした。